スタートアップの成長に必要な3つの要素と5つの指標

スタートアップの成長に必要な3つの要素と5つの指標

スタートアップにとってアナリティクスはとても大切です。しかし、サービス開始時点(ないしは構想段階)において、将来のビジネス展開の変化が読み難いため、どういった指標を測定することで目標に向かうのかわからなくなってしまいます。スタートアップが成長する上で、必要となるアナリティクスの要素と指標について解説します。

“アナリティクス”と“分析”の違い

まず、アナリティクスについて説明します。そもそも、アナリティクスと分析は別物ということは理解しておく必要があります。アナリティクスというと、Googleアナリティクスを想像する方も多いかと思いますが、英単語のAnalytics(アナリティクス)は、“分析論”と和訳されます。WebアナリティクスをWeb解析としている書籍などもたまにありますが、別物ということがわかりますね。では、分析は何かというと、英語ではAnalysis(アナリシス)といいます。アナリシスは分析する行為のことであり、アナリティクスは分析の方法論を指すのです。

スタートアップにとってのアナリティクス

スタートアップは大企業と比較して、ビジネスモデルはもちろん、リソース(人材、資金)も少ないためアナリティクスも変える必要があります。まず、スタートアップの初期では、サービス(プロダクト)の適正を見出だすこと(プロダクト/マーケットフィット)を、試行錯誤を繰り返しながら最短で行わなければなりません。

スタートアップバイブルの1つに「リーンアナリティクス(Lean Analytics)」という書籍があります。リーンアナリティクスについては以下のスライドを参考にしてみてください。

リーンアナリティクスの中では、事業フェーズを5つのステージに分けています。

  1. Empathy:コンセプト理解のステージ→解決すべき課題を明確にしてソリューションを見出だす
  2. Stickiness:人が惹きつけられるステージ→少数のサービス理解者(アーリーアダプター)に対してエンゲージメントを高める
  3. Virality:口コミで伝わるステージ→新規ユーザー獲得に注力
  4. Revenue:マネタイズの仕組みにフォーカスするステージ→その収益の一部を使って新規顧客獲得にあてる
  5. Scale:拡大のステージ→事業拡大

この5つの段階の中で、スタートアップのアナリティクスとして大切な要素があります。Stickiness(スティッキネス)、Virality(バイラリティ)、Revenue(レベニュー)です。この3つには、初期ユーザーの活性化と継続利用、口コミによるユーザー獲得、マネタイズといった指標が含まれています。これらの指標で構成された「AARRRモデル」というフレームワークがあります。

スタートアップの5つの指標:AARRR

AARRRとは、シリコンバレーのVC “500 Startups”の代表 Dave McLure氏が提唱したフレームワークです。
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  • Acquisiton(獲得)
  • Activation(活性化)
  • Retention(継続利用)
  • Referral(拡散)
  • Revenue(収益)

ユーザーの行動を5つに分類して、それぞれの指標を追い事業成長を目指します。この頭文字をとり、海賊が「AARRR!(アー!)」と叫ぶのことにちなんでパイレーツメトリックスとも呼ばれています。このフレームワークを使うメリットは、「サービス全体の状態を把握しやすいこと」、「サービスの課題解決がしやすいこと」、「チームで課題解決に取り組む際に共有化しやすいこと」があげられます。

AARRRの活用方法

AARRRの使い方は、以下の手順となります。

  1. サービス上でのユーザー行動をAARRR指標に落とし込む
  2. 必要なデータを取得して指標を可視化させる
  3. 課題の特定と施策立案、実行する

AARRRモデルはフレームワークとして素晴らしいのですが、問題点として、慣れていないと指標設計が難しいのと、指標を細分化すればするほど、データ集計に時間がかかってしまうことです。その問題は、Dot metrixを使うことで、AARRRモデルでKPI設定を簡単に管理することができます。
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